大塚家具の株価の推移を見てみると興味深い。父娘の経営権争いが勃発する2015年春までは1,000円前後で推移していた同社の株価は、父娘の対決となった株主総会のころに2,500円に急騰し、久美子社長が「お詫びセール」を展開した4月、5月は2,000円ほどで推移した。
父娘対決で久美子社長側について大いにこの祭りを煽ったともいえる海外ファンドはその持ち株をこの時期に売り抜けたと見られる(大蔵省への大株主報告から外れた)。
そして、今回の下方修正を受けて、株価はまた1,000円に近づいてきた。つまり、何年も掛けて久美子社長がようやく手に入れた経営権も、株価的には「行って来い」というむなしい推移と言う他は無い。
(この項 続く)
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