2012年7月31日火曜日

『超実践的経営戦略メソッド』(拙著)に厳しいコメントが  書評145(5)

6月25日のブログで、国際経営戦略研究学会の研究会に出席したことを書いた。
http://yamadaosamu.blogspot.jp/2012/06/blog-post_25.html

高橋正泰氏(明治大学・経営学部・教授)が「実践としての戦略とその視覚」というタイトルで報告されたわけである。経営戦略をその実践面にフォーカスして研究を進めようという提言をなさった。

出席した学者の皆さんとの最後のやりとりで、企業へのアプローチや深く内部に入り込んでの経営戦略の実践事例観察の有効性と並んでその困難性が指摘された。

私は幸いなことに、自分の中に多数の経営戦略実践例を抱えている。そして、その直接事例にフォーカスして発信したり、至らないながらも分析したり、演繹してセオリー立てを試みてきている。

広く世界の先進的な(そして突出的で異例な)成功企業の分析よりも、狭く深く自例を紹介し、それらを使って戦略セオリーを分かりやすく説明していくのが私の役割であり、アドバンテージだと自覚している。

(この項 終わり)

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