2012年7月9日月曜日

「9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」福島文二郎 書評143

中継出版、2010年刊。大変売れた本らしい。2011年6月には既に21刷りとなっている。また、アマゾン読者レビューは本日現在200以上の書き込み。私がビジネス・経営書の書評を始めて、最大の書き込み数だ。

本書の利点は幾つもある。ベストセラーには理由がある。
まず、短い。そして活字が大きい。さらに、ページ・レイアウトがスカスカ。200ページ強の本だが、一昔前の版組なら、100ページにも成らない原稿量だろう。

著者がディズニーに実際勤務していたのが何よりの強み。私がキッチンハウス社の社長時代に採用した金竹さんが、ディズニー・グッヅを販売する子会社のコントローラーをしていた。それから王氏港建日本社の社長時代の秘書だった林さんが、ディズニーに転職し、数年後「ディズニー・アンバサダー」に選出され、フロリダのディズニー・ワールドで1年間勤務するという栄に浴した。

金竹さんでもこの本は書けたと思う。林さんならもっとぴったりだったろう。でも、もちろん書き上げた福島氏と出版社の手柄だ。
(今回は、書の周辺事象のことで失礼する)

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