先週、経営者大会に招待された際、浅川芳裕氏の「日本は世界一の農業大国になれる!」という講演を聴いた。浅川氏は雑誌『農業経営者』の副編集長で、『TPPで日本は世界1位の農業大国になる』(KKベストセラーズ)を著している。
浅川氏によると、
1.日本は世界第5位の農業生産大国で、フランス(6位)より上位。
2.農家の生産性はこの半世紀で6倍となった。
3.「自給率」は日本だけが採用している指標で、カロリーによって計算している。結果、野菜などの生産量は自給率に反映されていない。畜産品は70%が国内生産だが、「飼料自給率」によって、その四分の一しか参入されない。
4.長期的にも短期的にも世界穀物増産率は世界人口増加率を上回っていて、食糧危機ということはない。
終わって私が質問したのは、
日本の食品メーカーが海外に直接作付けしたり、契約農園を設定している。商社が北米のエレベーター(穀物貯蔵庫)を入手し、今や世界の穀物メジャーの仲間入りを果たした。このような海外における食料権益を日本資本が確保しているのも、「自給率」にインパクトを与える数値と成ってきているのではないか。
そんな統計や調査は無いらしい。
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