「経営体力」をどう付ける?
『イノベーションのジレンマ』(翔泳社)で著名なクレイトン・クリステンセン博士は、イノベーティブ(革新的)な考え方をできる経営者の特質は、という点でも興味深い研究を発表している(『イノベーションのDNA』<同>)。
クリステンセンは約80名のイノベータ(過去にイノベーションを起こした実績のある経営者)と400名の非イノベータの企業幹部を調査して、前者をかたちづくった共通的な資質を抽出した。
1.関連づける力
2.質問力
3.観察力
4.ネットワーク力
5.実験力
これらの要素のうち、最後の「5.実験力」だけはオーナー経営者でなければ簡単に発動させることができない経営力の範疇だろう。しかし、1-4の要素は、経営者や幹部がこれから「経営体力」を高めようとするなら有用な指針となるものだ。
クリステンセンの4指針は、順番を代えて次のように読み下すことができる。
(この項 続く)
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