きっかけはあちらから
とはいえ、ACROの海外進出の歴史は始まったばかりだ。
「12年の春に、トルコのイスタンブールで化粧品に関する世界コンファレンスがあったんですね。そこで私がTHREEを紹介する機会がありました」
THREE製品に共通なシンプルなガラス容器(他社のブランドは樹脂容器)や、国産の植物由来の精油からくる癒される香りなどが高く評価されたという。そのコンファレンスの後、進出を要請する引き合いが世界中から殺到したという。
「でも結局、縁と熱心さが決め手だったんでしょうか」
タイの現代理店が一番熱心で、来日もしてくれたこともあり、石橋社長のバンコク視察を強く要請した、というのである。
「今ではバンコクだけで17のショップを展開してくれています。思いがけなかったことは、タイでの客単価が高い、ということなんですね。なんと日本での客単価の倍の売り上げがあります。というのは、多くのショップがデパートの中にあるのですが、タイではデパートに来るのは富裕層だけというか、収入により買い物をするショップが分かれているのです」
(この項 続く)
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