7Sの下の① から⑧ は『エクセレント・カンパニー』で「超優良企業の条件」と結論されたものであり、A) から F)は『ビジョナリー・カンパニー』で「時代を超える原則」とされたものである。
『ビジョナリー・カンパニー』の有効性については、フィル・ローゼンツワイグという学者が大きく疑問を提出している。
http://yamadaosamu.blogspot.jp/2012/10/blog-post_16.html
『エクセレント・カンパニー』に関して、私は自著『タフ・ネゴシエーターの人を見抜く技術』(講談社、2001年)で企業事例のその後を検証して、立論が無効だとした。その後、著者のトム・ピーターズ自身が
「データをねつ造してさっさと書いたお手軽プロジェクト(hip-pop project)だった。あんな騒ぎ(ビジネス書として歴代世界最大のベストセラー、600万部を売り上げた)になるなんて思ってもいなかった」(Fast Company誌、2001年5月号)
と告白してしまった。
(この項 続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿