2015年10月2日金曜日

セブン&アイ、「儲からない」ヨーカ堂はもう売却しかない!(6)

ディベロッパー事業での主体は、イオンモールに代表されるショッピング・センターの開発・運営だ。GMSとしてのイオンを核テナントに置くことにより、多くの小売業にテナントとして入ってもらい、家賃収入を稼いでいる。

イオンのディベロッパー事業は、06年から営業利益ベースで安定的に400億円強を生み出し続けている。

 イオンモールをどこかに新しく開設するとして、GMSであるイオンはフラッグシップとして欠かせない。トータルのビジネス戦略としては、テナント募集の撒き餌という性格のほうが強いのではないか。イオングループは不動産開発の企業グループになったととらえるほうが、利益構造的には理解しやすい。
 

※ 『間違いだらけのビジネス戦略』(クロスメディア・パブリッシング/山田修)が11月5日発売予定!本連載過去記事が一冊に。

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