2013年4月3日水曜日

ポーターの四角 「本当に使える戦略・使えない戦略」徹底講義(23)

「ポーターの四角」で左下が、その商品の最低機能点となり、価格も市場では最安となります。この点がポーターの「コスト・リーダーシップ」点です。

ポーターは「コスト・リーダーシップ」という用語を使いましたが、私は「プライス・リーダーシップ」の方が適当だと思います。消費者、あるいは顧客は購入する商品のコストなど知り得ないし、関心がないからです。

「コスト・リーダーシップ」点にある商品に機能を加えていくと、そのためのコストが掛かるので、商品価格がー理論的には―高くなっていきます。その様子が「ポーター直線」として表れます。ですから競合する各社の商品群は「有効市場域」の中で、「ポーター直線」に沿ってポジショニングする筈ですー理論的には。

世に知られた経営セオリーの中でも特に有名なものについて、判断と解説をしてみました。それが今回の新刊、『本当に使える経営戦略・使えない経営戦略』(山田修、ぱる出版)です。経営戦略に興味のある方には参考となるはずです。ご一読を御願いします。
また出版記念講座を4月11日(木)に行います。2時間講座。詳細は下記から。

(この項 続く)

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