GDPの成長にまで寄与
――高橋社長は、Uberというビジネスの価値をどうとらえていらっしゃるのですか。
高橋 Uberが提供するサービスは、既存のものを置き換えているわけではありません。新しい仕組みを提供して、それが使われることにより関連する経済のパイ全体を拡充しています。移動が簡便化し、利用が増えることにより、たとえば高齢者の皆さんの外出が増える、そして消費が拡大する、ということが起こっています。そして雇用の提供まで生み出しています。社会に対しても貢献できるサービスだと思っています。フランスではuberXのドライバー・パートナーとして新しく1万人以上の雇用が発生しましたし、GDPの成長にまで寄与したという報告がなされています。
――米国ではカラニックCEO(最高経営責任者)の退任が発表されるなど、トップの交代が重なっています。
高橋 日本に直接の影響はありませんし、私たちが日本でやらなければならないことは、わかっています。私たちは粛々とビジネスの拡大に励んでいくつもりです。Uberの使命は、それぞれの国での交通の課題を解決するソリューションを提供することです。高齢者や過疎化、増加する海外観光客の移動、そのような日本が直面する交通課題に対してチャレンジしていきます。
――とても大きな可能性があると思います。本日はありがとうございました。
高橋 ありがとうございました。
(この項 あと1回あり)
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