2013年6月21日金曜日

『JAL再生』(引頭 麻実) 書評177(3)

著者の観察によると、今回のJAL再生の成功には2つの大きな要因があるという。

まず、リーダー教育だ。稲盛会長は「JALフィロソフィ」と名付けて経営哲学の文言化をして、しかしてそれを徹底的に行き渡らせた。まず、管理職ーつまりリーダー―からというわけだ。

二つ目は、京セラなどでも実践してきたアメーバ経営の導入による部門別採算制度である。

つまり、マインドとシステムを両輪として働きかけ、それは危機意識を共有した社員達に素早く深く浸透した、という訳である。

(この項 続く)


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