サンダーバードの同窓会の集まりで、同窓会長としての私を知らないことはない。
「えっ、山田さんがあの会社の社長だったんですか!」
と、彼が絶句した。私は別に冷たくすることなく、親しく話しをさせてもらった。何しろ同窓会長として私はその集まりのトップ・ホストだったわけだ。
翌日、彼から電話が会社に入った。
「あの時、山田さんの会社だとは知りませんでした。できれば是非一緒に働かせて貰いたいと思うのですが」
と、言って来た。
「いや、xxさん、あなたは全く不適格でお断りです」
と、はっきり告げた。ポジションが埋まってしまったなどと、外交的なことも言わなかった。私はこの勘違いしている後輩に、私の価値観を告げたかったのだ。会社の入社面接の期日変更、というのは親の死に目くらいなのではないだろうか。
こんな古い話を思い出したのは、そうさせる出来事が今週有ったからだが、それについては控える。サンダーバードの後輩達、しっかりしてほしい。
(この項 終わり)
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