それぞれの当該会社は、銀行などの金融機関に納得感のある経営改善計画書を提出する必要がある。
その際重要なのは、財務諸表の、つまり数字だけの計画では駄目だ、ということだ。読む相手を納得させるようなシナリオを包含した計画書、つまり3年を時限とした経営戦略が示されなければならない。ここの部分は言語的にしっかりして、かつ論理的に成立する戦略シナリオでなければならない。
銀行の立場としては、貸し出した先の相手をまさか全て潰す(貸し金を引き上げる)わけにはいかない。すると、少しでも自分に対して納得感のある計画を示したところは救済することになる。つまり、改善計画書レベルでの差別化を実現できればよい。
「戦略カードとシナリオライティング」技法を是非最大活用して貰いたい。
(この項 終わり)
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