2016年11月14日月曜日

また最高益の日本電産、課長千人採用の異例宣言…ソフトバンクと真逆の「堅実」拡大経営(2)

営業利益率15%を追い求めて、環境に左右されない業績


発表会で永守社長は、16年度上期は売上高こそ前年同期比4%減の5640億円となったが、営業利益は同15.8%増の690億円で着地したと発表した。

「営業利益は率として15%を目指しています。海外でM&A合併・買収)してきた子会社群も、ここにきてそれを叩き出してきているし、重点2事業である『車載』と『家電・商業・産業用』も急速に利益率を改善している」(永守社長、以下同)


 円高による107億円の減益要因を跳ね返し、過去最高の利益を叩き出したと、永守節が会場に響いた。


「為替とか、外部環境の劣化とか、そんなことに左右される経営はしていません。今年だけの、一過性(で果実を出した)のものはほとんどありません。数年前から取り組んできたことが数字に表れてきたのです」

(この項 続く)

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