営業利益率15%を追い求めて、環境に左右されない業績
発表会で永守社長は、16年度上期は売上高こそ前年同期比4%減の5640億円となったが、営業利益は同15.8%増の690億円で着地したと発表した。
「営業利益は率として15%を目指しています。海外でM&A(合併・買収)してきた子会社群も、ここにきてそれを叩き出してきているし、重点2事業である『車載』と『家電・商業・産業用』も急速に利益率を改善している」(永守社長、以下同)
円高による107億円の減益要因を跳ね返し、過去最高の利益を叩き出したと、永守節が会場に響いた。
「為替とか、外部環境の劣化とか、そんなことに左右される経営はしていません。今年だけの、一過性(で果実を出した)のものはほとんどありません。数年前から取り組んできたことが数字に表れてきたのです」
(この項 続く)
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