2011年11月1日火曜日
「経営者の器」 連載(8)
子供による経営承継は家督相続型で
(有)MBA経営 代表 山田 修
◆同族企業の8割は子供・親族承継
平成23年3月に、独立行政法人 中小企業基盤整備機構が「事業承継実態調査」を発表した。回答した2,852社(平均従業員数は18.1人)のほとんどが同族企業で、創業者がまだ現経営者の割合は45.7%。2代目以降が経営に当たっている場合、後継経営者が先代の子供である割合が64.2%、親族である割合が14.6%、つまり親族承継が8割を占めているのが現状だ。
(図が上手くコピーできない)
上の<図>は、回答した2,852社のうち、「後継者が決まっている、予定されている」という1,291社の「後継者および後継予定者と、現経営者との関係」である。ここからも、予定者を含め、後継経営者のやはり8割が子供と親族であることがわかる。
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