2020年6月26日金曜日

子会社売却で「いきなり!ステーキ」に特化 ペッパーフードサービスは再生できるか(1)


「いきなり!ステーキ」オフィシャルサイトより

子会社売却で「いきなり!ステーキ」に特化 ペッパーフードサービスは再生できるか

デイリー新潮2020年6月26日掲載
6月18日、「いきなり!ステーキ」や「ペッパーランチ」を展開するペッパーフードサービスが、ペッパーランチ事業の売却を検討していると報じられた。同社の2019年12月期は、2年連続となる27億円の赤字を計上。さらに、新型コロナで追い打ちをかけるように業績は悪化している。「ペッパーランチ」売却は、起死回生の一手となるか。
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 ペッパーランチ事業売却の報道を受け、ペッパーフードサービスは「決定した事実ではない」とコメントを発表している。
「決定した事実ではないとはいえ、完全否定のコメントではなかったので、19日株式市場は好感して株価が15%上がりました。ところが、22日はまた下がっています。要するにマーケットは、経営回復を信じていないと見ているということでしょう」
 と解説するのは、ビジネス評論家の山田修氏。
「昨年12月期決算の有価証券報告書には、“継続企業への懸念”と監査会社から指摘されました。つまり、倒産の危機があるということです。こういう指摘が出ると、銀行は融資をしてくれません」
 (この項 続く)

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