ブランディング出版は変形広告と思えばいい
先日、とある中堅出版社の編集者と次の出版について打ち合わせていた。もちろん私の場合は通常の商業出版での話である。雑談に入り、その人が「ウチは自費出版もブランディング出版もしています」と言う。
第3の出版形態であるブランディング出版について説明を受けた。その出版社の定型パターンでは、次のような特徴があるという。
1.出版部数は4000部を基本とする。
2.ライターを付ける。「著者」は執筆しなくてよい。ライターから取材(インタビュー)を数回受ければよい。ライターから挙がってきた原稿に赤を入れる。
3.テーマ、題名、構成について著者の意向が強く反映される。
4.ISBNコードが付き、国会図書館にも納本される。
5.何より、通常の書籍流通ルートで販売される。全国の書店やアマゾンに配本される。
6.書評担当など、各メディアに出版社が献本してくれる。書店販促も通常書籍と同じく行う。
7.初版の印税はないが、2刷りから印税が支払われる。
つまり、文章が苦手な社長さんでも代理執筆や編集、出版まですべて出版社側がやってくれる、というのだ。
(この項 続く)
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