2010年9月8日水曜日

「スティーブ・ジョブス驚異のプレゼン」カーマイン・ガロ 書評48



日経BP社、2010年7月発刊。現在もベストセラーの上位にランクされている。アマゾンの読者レビューは30以上が寄せられ、ほとんどが星5つという絶賛の嵐。
本書に触発されて、ジョブスの実際のプレゼン、MacWorld2007を見てみた(ユー・チューブ)。一時間強。当然だが、英語が分かるのなら本書の途中でこれらの動画を実際に立ち上げてみると一層読書効果が増す。いや、何をしゃべっているのか分からなくても学ぶところが多いだろう。

ジョブスは言葉を大事にする。選びに選んでいるところは詩人と同じだ。スライドの方は削りに削っている。メッセージを絞り切っている。そしていろいろなギミックを繰り出しているところは演劇と同じようなアプローチだ。

今週末、経営者ブートキャンプの授業で私もプレゼンテーションを1.5時間教えるので、先週から本書にも目を通してみた。共通の手法として再確認したところも多いが、学ぶところも多かった。授業でもお薦めの一冊として紹介する。

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