任天堂 2期連続赤字はイノベーションのジレンマ 潮目変わりに対抗できない(2)
任天堂が再浮上しないだろうという私の観測は、同社が対峙しているのが「破壊的技術」だからである。
同社の不調は、旧来の競合会社によるものではない。かってのセガやソニー・プレイステーションでもなく、マイクロソフトのXボックスのゲーム機でもない。グリーやモバゲーなどの、スマホで遊ぶゲームソフトである。それが任天堂にとっての「破壊的技術」、本格的な脅威なのだ。
旧来型のゲーム機では世界に敵無しを誇ってきた任天堂は、「それだからこそ」スマホで遊ぶゲームには対応出来なかった。典型的な「イノベーションのジレンマ」である。コンパクト・カメラがスマホに駆逐されだしたように、ゲーム機もスマホに駆逐されようとしている。
この構造的な苦境を任天堂が脱出する経営戦略がある。それは、、、
(この項 続く)
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