任天堂 2期連続赤字はイノベーションのジレンマ 潮目変わりに対抗できない(1)
24日に発表された2013年3月期では営業損が364億円の赤字となった(前期は373億円の赤字)。期初には350億円の黒字を見込んでいたが、3度の下方修正を経ての着地である。マネジメントという見地から見れば、ずたずたな状態となった1年だった。
2011年10月28日の拙ブログには、
「任天堂 岩田聡社長 潮目の会見」
と題した。同社が1981年に業績開示を初めて以来、初の赤字決算見込みを発表したからである。
http://yamadaosamu.blogspot.jp/2011/10/blog-post_28.html
1部を抜粋しておく。
「『大きな時代の、終わりの始まり』
と、私は感慨深い。(略)今回、任天堂のような専用ゲーム機の時代は終わりはじめた、と思う。時代はスマートフォンでのゲーム提供となっていくだろう。」
2013年3月期当初の同社による楽観的な見通しより、拙ブログの予想通りの展開となった。任天堂では今回発表した2期連続の赤字を受けて、4人の取締役が退任する。若い6人の新取締役が就任するともしているが、この「大きな流れ」には抗すべくも無いだろうと、再び予言しておく。それは、、、
(この項 続く)
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