エース交易 榊原秀雄相談役
2011年3月期上場企業での、役員報酬と従業員平均給与の「格差ランキング」が発表された(東京商工リサーチ、本日のブログタイトルからリンク)。
格差ランクでトップとなったのが商品・先物取引のエース交易の榊原秀雄相談役。同氏が昨年会長を退任した際に手にした退職慰労金が主でその年収は6億2千万円。同社従業員の平均年収の127倍だという。
これが上場企業での最高格差であり、おそらく絶対最高額と思われる。何と安いことだろうか。
欧米の企業、例えばフォーチューン500クラスの製造業でもCEOはボーナスやらストック・オプションなどで数百万ドルを得る例は溢れているし、金融業や医薬業界なら10億円を超すことは珍しくない。
日本の大企業役員は、その責任と、退任してからも一株株主からの役員訴訟におびえなければならない期間が10年間もある。もっともっと貰わなければ報われないはずだ。
それにしても、榊原氏の印影はネット上を探しても見当たらない。金満家は素顔も晒さないように努めているのかも知れない。自覚有る処世だとも思う。
この項については、「エース交易 先物商法に異論サイトが」という続編を2012年9月7日に書いた。
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2012年9月20日に別のブログを書いた。榊原相談役への個人的利得を図ったとして、同社の社長と会長が解任合戦を始めた。http://yamadaosamu.blogspot.jp/2012/09/blog-post_2725.html
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