◆それでは誰を育てるのか?
全ての社員は、「勤勉さ」「頭のよさ」の2つの基準で分けることができる。
<図>「誰を将校に?」
参謀
将校
兵隊
鬼軍曹
<図>の横軸は「働きのよい社員/よくない社員」、そして縦軸は「頭がよい社員/よくない社員」という基準を示す。
縦軸でいう「頭がよい」とは、「状況判断が的確」という意味である。ビジネスの場面では、「物覚えがよい」ことよりも「判断力がある」という頭のよさが重要だからだ。
この2つの基準により、社員は4つの象限に分類される。図に示した「将校」(幹部)、「参謀」、「鬼軍曹」そして「兵隊」(一般社員)である。
「参謀」にあたる社員としては、企画や広告、財務などのスタッフ職、「鬼軍曹」にあたる社員としては、現場監督や営業の第一線にいる管理職などが典型となろう。
それぞれの象限の割合は、「将校」が全体の5%、「参謀」と「鬼軍曹」が管理職ということでそれぞれ10%、残りの75%が「兵隊」(一般社員)となる。多くの会社の組成と、それほど違和感がないはずだ。
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