カンブリア宮殿のスシロー特集でブログをもう一つ書かせてもらう。
寿司が流れていくところにいくつかレーン(客のカウンター)がある。スシローでは、顧客の入店時間を厨房で表示し、その滞在時間を三段階に分け、それらの顧客ミックスにより食べてもらえそうなネタを流す組み合わせがあるそうだ。そして、その組み合わせが9とおりあり、それが一目で分かるようにイラスト化されていた。その結果、流す寿司の廃棄率は4%にも低減したそうだ。
このシステムには大いに感心した。そして、私の他にも感心したり興味を持った視聴者がいると思った。それは何より、かっぱ寿司であり、くら寿司(回転寿司大手三社の残り)のはずだ。
スシローさん、そんな文字通り「お台所」あるいは舞台裏までさらしてどうするの?そのノウハウを発見、システムまでに昇華するのにどれだけの努力、コスト、集中がかかったのですか?
昨日は、実は昼間別の大手飲食チェーンの経営指導をしていた。そこで(つまりカンブリア宮殿のTVを見る前に)まさに指摘していたのは、
「XXXこそが御社の競争優位の源泉です。そして表面的に現れている個別の事象は競合に模倣されるかもしれないが、その源泉要素は分かりにくい。マスコミや業界紙からの取材がこれからもあるでしょうが、決してそこのところを解説・開示してはいけません」
ということだった。
でも、、、成功していると自慢したくなるものだよね、人間って。そしてそれが競合を利することが多いんだ。
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