2014年11月26日水曜日

サントリー新浪社長、就任まで4年越しの深慮遠謀 ローソン玉塚体制へ周到に禅譲 (2)

サントリーホールディングスの佐治信忠会長(左)と新浪剛史社長(右/「同社HP」より)

サントリーの佐治信忠社長(当時、現会長)が新浪氏に初めて社長就任を打診したのが、同年だったと報道されている。新浪氏がこの時点でどのようにコミットしたかは明らかではないが、同年10月、ローソンは玉塚氏を招聘した。当初玉塚氏は国内事業を担当したが、13年には海外担当となった。

「新浪剛史CEOは、昨年玉塚氏を国内担当から海外担当に移した時からすでに、翌年となる今年の経営権の玉塚氏への禅譲を決めていた、と今回私は思った。そのために、玉塚氏に国内に続いて海外部門を担当させ、両方での『経営土地勘』を持ってもらったと見る」(前出ブログ記事より)


●ポスト新浪体制を自ら確立


 では、なぜ新浪氏がサントリー社長就任の話を受けたのか。


(この項 続く)

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