講談社、2010年刊。あの大前研一訳。もちろん「翻訳協力」としてとある人の名前が示されている。しかし、あの大御所が訳出しようと腰を上げた本、ということで一読の興味を得た。
ダニエル・ピンクは本書略歴によれば、経営学畑ではなく、エール大卒の法学博士。ゴア副大統領の首席スピーチライターを務めたという。この経歴一つで、私にはピンクが立派なあるいは一流のアジテーターなのだろうな、と思う。なにしろ、アル・ゴアといえば映画「不都合な真実」、つまり地球温暖化問題をあまねく訴えることに大成功した人物である。
その訴求力を遺憾なく発揮してきた著者は、ビジネス書の分野で「強い影響力を持つ4人の作家」に選出されるに至っている(これも同書にある略歴から)。
と、結構な偏見を前もって有しながら本書を開いたのだが、
(この項 続く)
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