2014年10月10日金曜日

『リーダーになる』(ウォレン・ベニス ) 書評212(2)

ドラッカーとトム・ピータース。この大立て者二人の推薦文はしかし、本書の内容を褒めていない。

「ベニスのもっとも重要な著作。」ピーター・ドラッカー。「他はよっぽど非道いのか」とドラッカーに尋ねたい。
「これ以上に重様なテーマはない。」トム・ピータース。それで、、、本書の出来はどうなの?お茶を濁したな。

第1章のほぼ冒頭で著者はこう始めている。
「あらゆるものが変化している」
この陳腐な出だしは、それだけで私の読書欲を大いにそいだ。
「この本がオリジナルな見識を多く有しているはずがない」
と心ある読者なら理解し、幻滅する。

しかし本書の問題は、調査方法と結論の「建て付け」で、それは大いに問題となるのであるが、、、

(この項 続く)

0 件のコメント:

コメントを投稿