困難な経営者の「学び」問題、どう解決?大学院、セミナー、独学…理論と実践の融合に難
「会社の業績は社長で決まる、その割合は少なく見積もっても90パーセント以上だ!」
こう断言するのは新将命(あたらし・まさみ)氏だ。新氏は09年に出版されロングセラーとなっている『経営の教科書』(ダイヤモンド社)の著者であり、経営の神様みたいな存在として知られている。そして筆者が30年来親しく兄事している自分のロール・モデルでもある方だ。
いくつもの外資系企業で社長を務められた新氏のこの指摘は正しく、経営者や幹部を任された責任はとても大きい。創業経営者はそのことを本能的に察知しており、業務に全身全霊を打ち込んでいる人が多い。もちろん従業員社長として就任した人も、組織の中で選抜されてきた最優秀者なので、他人からいわれるまでもなく自己陶冶に努めているだろう。
●社長はどう勉強?
ところが意欲に富んだ経営者・幹部が「経営者としてのスキルや知識」を体系的に身につけようとすると、多くの障害が立ちふさがってしまう。
(この項 続く)
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