2014年8月4日月曜日

『スチーブンソン教授に経営を学ぶ』ハワード スチーブンソン、ジェフリー クルックシャンク 書評205(1)

200年刊、日経BP社。

変な名前の書名と思わないか。私が自著に「山田修に学ぶ」とでもしたら、違和感を感じるだろう。(共著ではあるが)著者の主張のテーマがタイトルに掲げられていない。

だからこれは、、
変な本なのだ。

原書名はDo Lunch or Be Lunch(食うか食われるか)という。そんな厳しいビジネス社会で、経営者は、特に企業家はどう勝ち残っていくか、という内容の本である。

仕立てはよいので、その内容に大いに期待が持たれる。しかも著者と言えば、ということだし。しかし、内容の余りの乏しさに訳者も日経BP社も困って変わったタイトルにしたのだろう。
「あのHBSで伝説となっている教授の話を聞け!」
というのが日本タイトルのメッセージかと思う。

つまり、羊頭狗肉(中身の犬肉を羊の頭:タイトルでごまかす)という仕掛けだ。私がこんなことを言うのは、、、

(この項 続く)