2013年12月22日日曜日

『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』井上和幸 書評190(2)

「捨てるべき習慣」(第3章)で流れているのは、優先順位、そして効率主義だ。つまり賢く戦え、ということだろう。

「自分という入れ物には限りがある」だから「とりあえずで突っ走るな」とか、「完璧メールを目指すな」などのアドバイスに繋がっている。

一方で自ら選択したものには拘ってやり抜く。合目的的にエネルギーを使うことが肝要。単に頑張ったり、無目的に異業種交流会に出たりなどの自己満足的な動きは結果をもたらさない。現在の仕事に集中し、結果を出すことが次の展開に繋がる。

そうだ、そんな社員なら私も残って欲しいし、さらなる活躍の場を与えるだろう。有益な方策が示されている書だ。

(この項 終わり)