2013年10月3日木曜日

『イノベーションのDNA』クレイトン・クリステンセン他 書評182(2)

クリステンセン教授
「イノベーション」に直接対義はしないが、対比的に置いて考えて良いのが「暗黙知・明示知」の「ナレッジ・マネージメント」だろう。

後者はキャノンなどを企業事例として研究されたように、組織内で共有されていたグループ知を明示化してより合わせたことにより、新しいと見えるような企業行動が起こるメカニズムを明らかにした。

一方本書が指摘したような「経営者によるイノベーション」とは、ユニークな経営者による極めて個人的な成果物である。そのような、傑出したイノベーター経営者が起こすイノベーションとは、本書によれば、

(この項 続く)