業界団体が温床 談合の脅威 (3)
今回の談合摘発で10社の他に、「再発防止要請」業界団体の「日本スターチ・糖化工業会」に出された。
価格調整の場に同工業会の専務理事が同席していたとされる。
常識的に考えると、この人物が仕切っていた、あるいは調整役だったということだろう。
大体、日本の業界団体など私に言わせれば談合の温床だ。専務理事やら事務局長など、その業界の大手からの出向者のことが多く、結局出身事業会社の利益を最大化を図っている。短期的には談合による価格調整がてっとり早いということになるのだが、後になっての厳罰を想定していない。自社あるいは業界のための忠臣のつもりでいる実は「獅子身中の虫」となっていることに気が付かない。
(この項 さらに続く)
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