井上和幸特別講師が「人材マネジメントを科学する」
井上さんの講義の中で特に興味を集め、参加者からの質問をこなしきれなかったトピックがあった。それは「FFS理論」というものだ。100以上から成る性格観察についての定性質問について該当度合いを定量的に答える。その集積から、ビジネスパーソンは大きく4つの類型に分類できる、というものだ。4っつのタイプとは次のようなモノだ。
リーダーシップ(AD型)
アンカー(AE型)
タグボート(BD型)
マネジメント(BE型)
この理論では、どの類型が優れているかということではない。ビジネスの状況により、どのタイプが一般的には適しているタイプとなるか、そしてチームの中でそれぞれのタイプの相性がある、ということだった。個別のチームに特定の任務を与えるような場合、組成員のMixをどのようにすれば、チーム効率が最大化となったり、あるいは最悪となるか、ということを指し示している。クラスの経営者の皆さんが興味を持ったのは当然と成る理論だった。
(この項 続く)
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