◆重要カードの絞り込み
定量目標も定性目標も数多く出し切ったら、すべてのカードを見渡し、重要カード3枚を選び出し、選択マークをつけます。どれを選ぶかは、ひとえに経営者の価値観によります。選択したカードの裏には、選択理由を書いておきます。
◆「網羅主義」と「効率主義」と
「コミュニケータブル」
できるだけ多数の「カード出し」を行うプロセスを「網羅主義」(ありえることをできるだけ想起する)、「カード選び」を「効率主義」と呼びます。実際の経営行動では時間などの経営資源が限定されるので、すべての目標や課題などに対してアクションを起こすことはできません。そこで、「何が重要か」という優先順位により行動選択をすることが決定的に必要なのです。
選択したカードの裏に選択理由を書くこと、それはここでも「自分の思索を言語化」することにつながります。そして後になって、資本家や社員などに説明できるようにしておくのです。戦略パッケージができあがった時点では、「コミュニケータブル」(伝えられる)なものになっていなければなりません。戦略は、伝達・共有しなければ機能しないからです。
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