経営者ブートキャンプをスタートしたときに、Gなる日本のビジネス・スクールで教授をしている友人から、
「山田さん、そのレベルの人たちを教えるなら、絶対ケース・スタディだよ」
と言われた。
ハーバードなどのケースなら私もイヤと言うほどやったし、慶応Bスクールのケースに至っては、頼まれて英訳したこともある。その時言わなかったが、私が思ったことは
「こちらは仮想のケースではなく、私山田の実ケースがイヤと言うほどある」
ということだった。
ブートキャンプも第4期を進行して思うようになったことは、
「参加経営者達は、互いの実ケースから学び合っている」
ということだ。6回のクラスを通じて、実際に各自の経営戦略を作って貰い、最後は発表して貰う。しかし、その間に3回小グループ討議がある。前期までは固定のグループで進行したが、今期は各回、グループ構成を変えてみた。お互いの戦略立案過程の提示、それに対する助言、、、。午前中は私の講義だが、午後特別講師を交えてのこのグループ討議から互いに学んでいるところがとても大きい。
ハーバードではケース・メソッドで教える、シカゴはセオリー・メソッド(講義だけ)と言われて久しい。
経営者ブートキャンプで始まっているのは、Mutual Method(互いの実事例から学ぶ)だ。実はとても革新的で、学習効率としては既存2メソッドを凌駕している。そして、、たぶん世界で初めて。
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