◆最強の経営チームを組成しよう
何人かの幹部を更迭したら、その代わりを中堅の部長職あたりから抜擢する。執行役員クラスの、経営チームの末席でよい。その抜擢基準については、本連載の第4回目(2011.
2.4 No.11-023)に示した。
「強い、役立つ幹部」は畢竟(ひっきょう)、「戦略力」を持っているか、これから持ち得るかにかかっている。
幹部になろうというほどの社員なら皆、「リーダーシップ」や「コミュニケーション能力」には優れている。差が出るのは、「戦略の立案力」という分野だ。
経営チームの全員が優れた戦略立案力を発揮できるような幸運は、多くの企業には起こらないだろう。実際には、それぞれの幹部たちの各能力の特性と限度を見極めて、うまい組み合わせを実現することが必要だ。
会社において「組織」はとても重要だが、中でも経営チーム内部の組み合わせが一番肝心なところとなる。それが、「経営幹部が会社を潰す!」として連載してきた所以である。
最後に、経営者自身も勉強してぜひ「戦略の立案力」を身につけて欲しい。これが「経営力」として決定的に重要な分野である。私自身も、自分が主宰している経営者塾(HP参照http://senryaku.p1.bindsite.jp/)で重点的に指導している。
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