東洋経済新報社、6月23日発刊。自著に書評を加えるのもなじまないので、共著者を順次紹介。私との関係に焦点を当てる。4名の共著者が居るので、4回にわたり書く。
新 将命 氏:「伝説の外資カリスマ経営者」
私が20代の終わりの頃(つまり30年以上も前、コーニング社に勤めていた時代)新さんのお名前は既に外資の世界でとどろいていた。
「日本コカコーラにすごい日本人が居て、30代の部長なのに年収xx貰っているんだって」
と同僚の平社員から聞いたのが初めてだった。xxとは2千万円だったか。とにかく
「スゲー」
と思い、
「いやー、そんなになれればいいね」
「でもとてもそんなの無理だ」
などという会話があったことを記憶している。
私がフィリップスライティング社の社長に着任したとき、新さんは日本フィリップス社で代表取締役副社長だった。後者は日本におけるフィリップスグループの地域本部会社(コーポレート)だった。それから2年ほど直接親しく経営を教えて貰い、それから兄事させてもらって今に至っている。私の人生のロールモデルだ。経営し、話し、書き、教えて上げる。
そのご人徳の故に、様々な有為な人材が新さんを取り囲んでいて、沢山の人を紹介して貰った。別の共著者である井上和幸さんも新さんを通じての出会いだ。
新さんは、私たち後輩経営者にいつも励ましと勇気を与えてくれる。私にとっては、現世にいらっしゃる最後のメンターでもある。どうかいつまでもお元気で、私たちの経営者ブートキャンプ運動を見守っていただきたい。
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