29日(土)は九段クラブの月例勉強会。九段クラブはもうすぐ設立30年を迎える。
今回は、設立時からの会員で誰もが知る大手ゼネコンの経営者となったK会員が昨今の建設業界について解説してくれた。
話題となった論点の一つに、この業界がどうして国際化しないのか、できないのかということがあった。建築業界に外資が本格参入したという話は未だ聞かない。K会員からは犀利な分析と説明があり、皆納得。
この論点でK会員自身が嘆いていたのが、日本の大手建設会社の海外進出や展開のまずさ。
「何千億円というプロジェクトを契約したはいいが、売り上げをきちんと回収できた例の方が少ない」
ということだ。
この点うまくやっているのはヨーロッパ系の企業だろうというのは、私が提出した推察。
性善説とか当方はまじめで正直などの、日本人の本質的な性向と、契約の周到な条項立てとその運営にまだまだレベルが低いと言うことだ。
「英語力や渉外弁護士を入れるなどを越えた問題点が存在する」
と、国際人からなる九段クラブでは慨嘆しきり。
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