新年に、二人の参加者から新社着任の知らせをいただいた。前期でも途中で新しい会社のポジションに着任された方がこれも二人いた。
4人のうち、前期の一人は著名な外資からこれも知られた会社のマーケティングの責任者への転身だった。残りの三人は、社長さんから事業部長への転出である。
「経営者から事業部長へ?」
と思われる向きもあるかもしれない。しかし、企業規模や売り上げなどではより大きな組織への転出で、実質的には責任や権限も増す。そのポジションで実績を積めば、その会社あるいは別のところでCEOの口がまたかかることだろう。そのステップで、以前に経営者だった経歴があるのはとても強い。なにしろ、社長というポジションは唯一無二のもので、その経験値というものはセオリーだけでは如何ともし難いものがあるからだ。
経営者ブートキャンプにはオーナー経営者も多いが、外資などの雇われエグゼクティブもいる。後者の場合、最後のキャリア到達は実際にはこのように螺旋形で登っていくことが多い。そして、最後に50代で真のCEO経営者として勝負をかけ、実績を残すこととなる。
彼らはまさにそのようなキャリアの最後の階段に上る前に、ブートキャンプで経営者としての底力に磨きをかけている。皆さんの前途に大いなる実りがあらんことを祈る。
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