昨年のブログで「図書シリーズ」として60冊の書評を掲げた。ほとんどが経営書、ビジネス書だったが数冊のミステリーも取り上げた。今年も読み進んで行く。多くが時のベストセラーとは「ならない」。
本書は幾つもの美点を持っている。リイド社2008年刊。
- 薄い
- 大判
- 活字が大きい
- 字数が少ない
- 資本変動策などの高度なことを扱っていない
つまり、結果として分かりやすい。
私も経営の現場にいた時は、おおむね二つの財務指標に目を凝らしていた。つまり、経常利益とキャッシュ・フローだ。会社は儲からなければならないし、儲かってもカネが回らなければつぶれてしまう。売上高より、この二つの方が大事ということだ。社長としては、他の財務指標についてはCFOに心配してもらえばよい。それぞれの分野にそれぞれの有能な専門家を抱えるのが組織経営というものだからだ。
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