本日は経営者ブートキャンプ第2期の第2講。
課題図書の討議として、『企業戦略論』(ジェイ B. バーニー、ダイヤモンド社)を読む。第1章と第3章をそれぞれの報告者を前回指名しておいた。他の参加者には、「感想文」の事前提出を要求。全員が準備してきてくれて、レベルの高い討議をしてくれた。
企業戦略が実際にはどう形成されていくかについては、創発戦略を時間枠の推移と与件の変化に伴って、段階段階で手直しや追加をしていく「創発・創発戦略」が実状であると述べる。実際の経営者の皆さんの実感にも合致した。
意図的戦略は、経営資源が豊富な会社のコーポレート部門ぐらいしか実施しないだろうし、意図的戦略を準備しているうちに状況与件は絶え間なく変化してしまっているので、有効度が低い。
バーニーを課題図書にされ、ディスカッション・・・すごいですね。百戦錬磨の山田先生の指導付きですから、比較して申し訳ありませんが、そのへんのビジネススクールより、ぐんと高度で、体系的で、実践的な内容になったと思います。参加者の皆さんも、オーソドックスな研究の意義と威力を実感されたと思います。
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