昨晩、BSテレビで昔の映画「私をスキーに連れてって」が放映されていて、思わず最後まで見てしまった。1987年製作だそうだ。当時この映画を観ることはなかったが、原田知世主演で、スキー・ブームを熱狂にまで高めた作品である。
万座スキー場で発表されるべき新作のウエアを着たモデルの原田が、どうしたわけか志賀高原の方に滑りに来てしまい、イベントに間に合わなくなるので、渋峠越えをして万座を目指す。遭難するところを追ってきたスキー貴公子に助けられ、二人で滑り込む、という筋立てである。たわいのない話だが、気持ちよく滑っているような気になるわけだ。
でも、元プロの私としては、、
志賀高原の横手山をリフトで登り、渋峠から万座に通うのはいわゆるスキーツアーコースだ。私は数回通っている。ここは、夏の車道をほぼ進む。風の吹きとおしとなっているので、雪付きはすこぶる悪い。だから、
「あのコースは歩くのだろう!」
あんなに気持ち良く滑れる斜面などありはしない。
原田知世のスキーシーンをスタントで滑っている女性スキーヤーが下手そうに滑っているのが、上手い。何と、万座スキー場に滑りこむときは女主人公はできなかった滑りが(大変な試練を突破してきて)、上手に滑りこんでくるという設定だ。
「1日で上手くなれれば」
とため息をつくわけだが、夢は与えたわけだ。
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