2014年2月27日木曜日

『戦略の立て方 5つのステップ』 次作、戦略、3月下旬(4)

3月下旬に次の本を出す。
『本当に使える

戦略の立て方 5つのステップ
「戦略カード」で立案・発表・実践が思いのままに』


26日(水)にゲラが出た。1週間のビハインド。出版日は確定して動かさない、というので赤入れ校正の時間にプレッシャーが来た。いきなり赤ペンを握って机に張り付いている。

 

(出版になるまで、適宜報告していく)
すき家 並盛り 10円値下げ

2014年2月25日火曜日

箱田忠昭 カリスマ講師 経営者ブートキャンプに登壇(2)

3時間にわたって展開された特別講義は、「さすがカリスマ」と言うべきものだった。
15名ほどの参加者を言ってみれば手玉にとって、思うようにクラスを進行していく。いろいろやらせて飽きさせないどころか、ぐんぐん引き込んでいく。
 
箱田さんのインサイトラーニング社では、私も末席の戦略講師(何と副社長講師としてもらっている)として紹介して貰っている。5年前に同社講師となったときに、箱田さんの名講義を後ろで陪席として何度も勉強させて貰った。今回久しぶりに聴講参加させて貰って、衰えないどころが磨きがかかったその芸に感心した。落語家の大真打ちの風情と言ったらよいのではないか。経営者ブートキャンプの参加者の皆さんの満足度もとても高かった。
 
(この講 終わり)
 

2014年2月23日日曜日

箱田忠昭 カリスマ講師 経営者ブートキャンプに登壇(1)

経営者ブートキャンプの8期も、第6講と大詰めに近づいてきた。2月22日(土)に迎えた特別講師は箱田忠昭氏。タイトルは「社長のためのプレゼンテーション」。
個人的にも親しくさせて頂いている箱田さんが、ブートキャンプに今まで登壇していなかったのが不思議なくらいだ。箱田さんは、言わずと知れた「日本一のカリスマ講師」。コミュニケーションとプレゼンテーションの分野では草分けの大家である。何と優に100冊以上の著書がある。
 
またインサイトラーニング社の創業社長で、その前は著名外資を渡り歩いて、イブ・サンローラン日本支社長でもあった。まことに「経営者が経営者を教える」ブートキャンプにjust fitの先生である。
 
3時間にわたって展開された特別講義は、、、
 
(この講 続く)
 

2014年2月22日土曜日

『戦略の立て方 5つのステップ』 次作、戦略、3月下旬(3)

3月下旬に次の本を出す。タイトルが決まった。


『本当に使える

戦略の立て方 5つのステップ


「戦略カード」で立案・発表・実践が思いのままに』

 

(出版になるまで、適宜報告していく)

2014年2月21日金曜日

本を書く(11)

出版する本のタイトルは、どのように決めるのか。正直、今まで自分が付けたタイトルが採用された試しがない。

出版社が決める。これはとても強い原則のように思われる。出版社の中でも、タイトル決めには編集よりも営業の意向が強く作用する。というのは、本の売れ行きにタイトルがとても重要だからだ。

このような事情から、著者本人には気恥ずかしいようなセンセーショナル的なタイトルとされたことが多いわけだ。

ちなみに、処女作の自タイトルは『アリゾナの青い空』だったが、新潮社の鍋谷契子副編集長に
「あ、これは使えません」
と一蹴されて『アメリカンビジネススクール決算期』
となった、というか、されてしまった。

(この項 続く、しかし飛び飛び)

2014年2月18日火曜日

次作、戦略、3月下旬(2)

3月下旬に次の本を出す。

経営戦略初心者の方にも取っつきやすく、分かりやすい、、。一番は漫画か。その次は「もしドラ」路線か。

戦略などという、セオリーが先行しそうなトピックで、分かりやすい表現を求めるとなるとどうするか?

今回は思い切ってイラストや図を多用することにした。言ってみれば、このブログのような構成を目指している。もうすぐゲラが出てくるということで、どんな具合に編集があしらってくれたか、大いに楽しみだ。

(出版になるまで、適宜報告していく)

ジャンプ団体 銅 ソチ

2014年2月16日日曜日

次作、戦略、3月下旬(1)

3月下旬に次の本を出す。前著に引き続いて経営戦略に関するモノだ。

今度の本は、出来るだけ多くの方に読んで頂きたいと思った。対象も、だから経営者や幹部などのトップだけでなく、部門を預かった新任管理職の方から参考にしてもらえる内容、そして構成や表現を目指した。

経営戦略というと、コンサルタントや経営学部を出た一握りのビジネスパーソンくらいにしか活用してもらっていないと思うのだけど、事業やビジネスに責任を持っている全てのヒトに使ってもらえる実用書があってもいいのではないか。

(出版になるまで、適宜報告していく)

本を書く(10)

1987年に処女作を世に出してくれた新潮社の鍋谷契子副編集長は、実は大物編集者だった。

昨年だったか、松本清張の没後だか生誕だかを記念するNHKの1時間を超える番組があった。その半分近くに鍋谷さんが登場して、清張の思い出を語っていた。「清張番」としてあの大作家をプロデュースしていたのが鍋谷さんだった。

鍋谷さんが当時私に語ったことがある。
「作家の文章も私が手を入れます、直します。着想や構想は、それは作家にしかできませんけれど、、」
でも文章は私が、という言外の自負が出ていた。

そんな鍋谷さんに見いだして貰った私も運が良かったのだろう。


(この項 続く、しかし飛び飛び)
真央 3回転半決め好調

2014年2月12日水曜日

本を書く(9)

数日して鍋谷さんから電話が来た。
「山田さん、全部読んでみたいので、残りを書いて貰えますか」
私は図々しく答えたモノだ。
「お宅で出してくれるなら、書きます」。

鍋谷さんは電話口で少し詰まって、そして言った。
「それではウチで出しますから、書いてください」

こうして私の処女作『アメリカンビジネススクール決算期』は世に出て、ベストセラーとして迎えられた。1987年のことだった。

新潮社、新潮社、それはクォリティーという点では岩波書店に次ぐような業界ビッグネームである。私の出版歴がここから始まり、商業的にも成功したことから、今に至るまで私の拙著作が刊行されることに大いに有利に働いている。

鍋谷さん、ありがとう。今はどうしておいででしょう。この鍋谷さんという人は実は、、

(この項 続く、しかし飛び飛び)

2014年2月11日火曜日

『魂の経営』 古森重隆 書評192(6)

もう一つはもちろん、責任経営者としての古森氏の「覚悟と責任」だ。

オーナー経営者でもないのに、古森氏の使命感は恐るべきものが有る。そして注目すべきなのは、氏が経営責任者CEOとして富士フイルムの未曾有の危機に遭遇する前から、つまり中間管理職の時代から既に古森氏の会社に対する忠誠度、使命感が群を抜いていたと言うことだ。それがあるからこそ、同氏はトップまで辿り着いたわけだし、本書で同氏は一般ビジネスパーソンにそのような自覚を持つことを啓発している。

経営者の最低要素であり、出発点が「覚悟と責任」であることを再確認しつつ、本書の書評を終える。経営に関して志を温めている皆さんに是非勧めたい。

(この項 終わり)

NY行きの全日空機 緊急着陸


2014年2月10日月曜日

『魂の経営』 古森重隆 書評192(5)

「有事に際して経営者がやるべき4つのこと」とは、
1) 読む
2) 構想する
3) 伝える
4) 実行する
と、著者は指摘している。とても説得力がある。

同じ市場環境に遭遇して、一方の雄コダックは倒産し、富士フイルムは第2創業的な大きな変換と飛躍を遂げた。この差は那辺にあるのか。本書を読んで私は2つの経営資源で差異が有ったと思う。

一つは、メーカーとしての実物製造実態か。コダックは銀塩フィルム以外は、たとえばデジタル・カメラは外部からOEM調達して本格的な自社製造としなかった。一方富士フイルムは自社の製造設備、製造技術、そして社内技術を保持したので、「転地」に対応出来た。

もう一つはもちろん、、、

(この項 後1回)


『魂の経営』 古森重隆 書評192(4)

生き残り分野に辿り着くのに、自社だけの技法と判断で意思決定したのは、すばらしいことだった。

さらにこの決定を成すに当たり小森氏は、はっきり現下の状況とそのタイミングでの意思決定の重要さを認識していた。そして「第2の創業」と自覚的な用語で大きな舵取りを断行した。

本書で同氏は「経営者として鼻が効く」という表現をしているが、それはまことに重要な資質と言える。危機遭遇時の企業経営者に求められる資質として、同書で小森氏は
「有事に際して経営者がやるべき4つのこと」
を挙げている。
それらは、、、

(この項 続く)
アップル、信頼は買い戻せない


2014年2月9日日曜日

『魂の経営』 古森重隆 書評192(3)

銀塩フィルムを離れて小森氏が事業展開したのは、次の6つの分野だった。
ー デジタルイメージング
― 光学デバイス
ー 高機能材料
ー グラフィックシステム
― ドキュメント
― メディカル・ライフサイエンス

化粧品など、銀塩フィルムのメーカーからは遠いところに来てしまったように見えるが、それは実はメディカル・ライフサイエンス事業の範疇に入る。

この6つの生き残り分野に辿り着くのに、小森氏は独自の方法論を採っていて、それは注目と賞賛に値する。自社が所有する「技術」と「市場ニーズ」を組み合わせた「4象限マップ」なるものを考え出し、そこに各要素をプロットしてみて取捨選択したのだ。

これは、自社の経営資源の棚卸しをしたことなのだ。戦略的に進んで行く方向をシステマティックに意思決定している。そして、コンサルなど入れることなく、自社だけの技法と判断で意思決定したのだ。すばらしいことだった。

さらに、、

(この項 しばらく続く)


2014年2月8日土曜日

経営者ブートキャンプ、5月から第9期が

現在走っている第8期は順調に進行して、3月の戦略発表大会で終了する。

第9期の日程が発表された。
第1回  2014年5月17日(土)
第2回  2014年5月31日(土)
第3回  2014年6月21日(土)
第4回  2014年7月12日(土)
第5回  2014年8月2日(土)
第6回  2014年8月30日(土)
第7回  2014年9月13日(土)
各日10:00~17:30

経営者ブートキャンプ第9期詳細と申し込み

『魂の経営』 古森重隆 書評192(2)

富士フイルムの救世主となった経営者による待望の書にて、著者にとっては処女出版。

小森氏が群を抜いて優れているところは、再生経営者に「ならなかった」ところだ。群を抜いて好調で業界を制覇していた富士フイルムを、ドン底に落ち始める前から社内に危機意識を植え付けて、舵を切った。

業態の一大転換は、近頃の経営学会では「転地経営」と名付けられている。つまり、従来事業のドメインから離れたところで多角化を実践した、ということなのだが私はそれは違うと思う。

というのは、、、

(この項 しばらく続く)
米国人、北朝鮮で労働収容所へ

2014年2月7日金曜日

『魂の経営』 古森重隆 書評192(1)

東洋経済新報社、新刊。

富士フイルムの救世主となった経営者による待望の書。ジャック・ウェルチ『我が経営』(日経ビジネス人文庫)以来の、経営者自身による最高の教訓が含まれる経営実践教書である。

コダックと並んで、富士フイルムは世界を2分する写真フィルム・メーカーだった。
「トヨタから車が消えた」
とは、古森氏が社内で危機感を煽るために使った表現と本書にある。
カメラがディジタルに移行して、銀塩フィルムは(ビジネス規模的には)この世から消滅したと言ってよい。その大きなうねりの中で、一方の雄コダックは為す術なく消え去ってしまった(2012年に連邦破産法を申請した)。ところが、富士フイルムはその危機を乗り越え、業容を全く一新し、今や絶好調である。

彼我の差異は何処にあったのか。渦中の、そして最高経営責任者だった著者が初めての著書となった本書に書き下ろしている。全ての経営者や幹部に必読の一冊と言える。

まず、、、

(この項 何回か続く)

2014年2月3日月曜日

本を書く (8)

後に『アメリカンビジネススクール決算期』というタイトルが付けられた処女作を半分くらい書いたところで、神楽坂にある新潮社を訪れた。

受付で「持ち込み原稿があるので、どなたかに読んで貰いたい」と告げると、そんなことは結構あるのか、少しも驚かれもされず取り次いでくれた。

出版の副編集長という鍋谷契子氏が出て来てくれて応対してくれた。後で知ったことだが、鍋谷氏は同社で松本清張番の編集者で辣腕の書籍編集者だった。

私の原稿に目を通して
「それでは預からせて貰います」
ということになった。

数日して鍋谷さんから電話が来た。

(この項 続く、しかし飛び飛び)

2014年2月2日日曜日

本を書く(7)

本を書く経緯?私の処女作は、37才の時1987年のことだったが、、

『アメリカンビジネススクール決算期』というタイトルで新潮社から出た。1983年に修了したサンダーバードにおけるMBA留学、その経緯を是非書いておきたくて、頼まれたわけでもなく書き始めた。

内容から、この本は文藝春秋社か新潮社から「出そう」と思った。「出るだろう、出してもらえるだろう」という謂われのない自負があり、実際そうなった。

(この項 続く、しかし飛び飛び)

2014年2月1日土曜日

ブートキャンプ・アライアンス

本日は経営者ブートキャンプ第8期の第5講を実施。

参加者の皆さんの間で、OBを含んでの実ビジネスが始まっていることを見聞きする。

「経営者の梁山泊」を標榜している当プログラムで、その現象はまことに喜ばしい。

経営者同士、心情的に理解し合い、ビジネス的には助言し合う。そして自然な成り行きとして時には実ビジネスが発生する。

これを私は
BootCamp Alliance
と呼ぶことにした。

アマゾン株 急落